2011.05.27 | 

おはようございます。ムーチョです。
今日はそこまでコアではない内容を。
たびたび書いてるCinderについて改めてご紹介します。

Cinderとは端的にいうとC++版Processingなんですが、
競合にOpenFrameworksがあります。
Processing、OpenFrameworks、Cinderの3つは
できることやプログラミングの流れが非常によく似ています。
下のはCinderで出力したのですが、
Processing、OpenFrameworksでも同じものを作るのは
ほぼ同じ手間だと思います。

どれも触ったことがない方はProcessingがオススメです。
ProcessingはJavaなので書きやすいです。とっつきやすいです。
ただちょっと処理が重いのです・・・。
OpenFrameworksも分かりやすいといえばそうなのですが、
それはその分メソッドが少ないんです・・・。拡張すると一気に激ムズです。
さらに高負荷な処理がしたい!
という方にはCinderがおすすめです。

どれも触ったことないけどCinderがいい!
という方の為にCinderを始める準備の手順をメモしておきます。
本家の入手+インストール方法はこちら
http://libcinder.org/docs/welcome/

Gitからダウンロードして、Macにインストールする手順です。

1) xcodeをダウンロード
・Appleにユーザー登録すると無料でダウンロードできる
http://developer.apple.com/devcenter/mac/index.action

2) xcodeをインストール
これで初めてC、C++がビルドできるようになります。

3) Cinderをダウンロード
https://github.com/cinder/Cinder

4) Boostをダウンロード
http://sourceforge.net/projects/boost/files/boost/1.44.0/

5) BoostをCinderに追加
・解凍ディレクトリを「boost」にリネームし、cinderフォルダに追加
ターミナルで以下のコードを実行


// cinderのディレクトリに移動
$ cd cinder/xcode
// ビルド
$ ./fullbuild

私の環境ではこれでCinderは動きました。
さらに楽しみたい方はこちらもどうぞ。

■Cinder-OpenCVを追加
https://github.com/cinder/Cinder-OpenCV
・blockディレクトリに追加

■Cinder-Kinectを追加
https://github.com/cinder/Cinder-Kinect
・blockディレクトリに追加